I copy.

My logs.

土俵を選ぶにしたって。

土俵。それは職場だったり、ポジションだったり、契約形態だったり、業界だったり。

どんな場所で、どんなルールで戦うかを考えなきゃいけない。それを決定しないと(把握しないと)戦うことはできない。

土俵を選ぶことはとても大事なことだ。勝ちたいなら、勝てる土俵で。学びたいなら、学べる土俵で戦う必要がある。しっかり選ばなきゃいけない。

とはいえ土俵選びも手段でしかないので、目的が決まってさえいれば選ぶのはたやすい。目的に対して適した土俵を選んで、そこで戦えばいいだけ。

ただ、こんなとき「やりたいこと」がある人はやっぱり強いなあと思う。やりたいことを中心に、シュパパパパッとスピーディに決断できちゃう。たぶん。

対して僕のようにやりたいことが見つけられない人間は、ずるがしこく計算して、選択する必要がある。めんどくさい。面白いけど。

土俵選びにしたって、なんにしたって、人生は選択の連続で、選択するということは、ほかの選択肢を捨てるということで、それを決めるには――まあ人それぞれ物差しはあるとおもうけど――例えば「何が得か/損か」とか「何が楽しいか/楽しくないか」みたいなことを毎回毎回考えなきゃいけない。めんどくさい。面白いけど。

で、こんな半端な生き方をしていても、ある程度まじめにやっていると、勝負の土俵はどうしても「やりたいことがある人」たちと同じ場所になったりして。そして対峙する彼らはこの勝負にリソース全振りしてたり、どんなことも苦じゃなくなる「やりたいことブースト」かかってたり、とにかくめちゃくちゃ強い。でもやるからには勝ちたい。だから、彼らの本気度に負けない時間や労力をかけたり、戦術を練ったりする。

これはこれで面白いけど、一旦じっくり時間をかけて考えて、やりたいことってやつをまずは見つけてから走り出すのが良いやり方なのかもしれない。とはいえ時間は無駄にできないので、当面は「ベストエフォートで走りながらやりたいことを探す」やり方を続けると思う。やりたいことができたときに、それをしっかり段取ることができる足腰を鍛えながら。

「納得いかないなら土俵を降りればいい。ためしに片足だけ突っ込むのもいい。ただし勝負するときは全力で」みたいな。結構なゆるふわ思考で生きてます。

ほんとは最近考えてるマネジメントのことまで書きたかったけど、時間がきたのでまた今度。

(この話題とはあんまり関係ないけど、最近「土俵を作る」仕事をしていて、どうやったら魅力的な土俵になるのか、その土俵を自分の生きる場所として選んでもらえるのか、みたいなことをよく考えている。これはとても楽しい)