アンテナの感度
同じ本を読んでも、AさんとBさんでは感想が違う、ってことがある。当たり前なんだけど。
人はみんな同じことを感じるわけではないので、一冊の本を百人が読めば、百通りの感想があっていい。
「めっちゃ面白いよ」と本を渡されても、たいして面白くなかったりするし。「つまんないよ」と渡された本から、驚くほど学びがあったりする。
それぞれの人に、それぞれの感性ってやつがあって、目の前にあるものは同じでも、人によって感じることは違う。
人生は短い。
短い人生からたくさんの楽しいことを引き出すために、磨かなきゃいけないのは、たぶん自分の感度だ。
なにを感じるのも、なにを学ぶのも、結局自分次第。「この件からお前が得るべき教訓は……」と常に言ってくれる貝木泥舟さんを心に飼うのも手かもしれない。
この冬はコートを着ようかな。